本郷高校で秋本治、原哲夫対談をきく。

本郷高校のデザイン科棟としてつくられた建物がこの4月2日に壊される。
創立90周年事業ひとつに新棟を新築するため、壊されることになった。
デザイン科棟は1967築-2012年、多くの本郷生の学び舎だ。
いま、デザイン科卒業生160名が集まって展覧会を壊される校舎で4月1日まで行われている。
その特別イベントにこの二人の対談が企画された。
そこで、この対談の私の印象を綴る。

秋本先生(3期生)は、ほんとに自然な人だった。
「こち亀」の主人公の両津さんとは対称的でやせて小柄な人。
その頃どこにもなかったデザイン科でマンガ劇画を描きたくて本郷に入ったとのこと。
本郷は、デザインという目的をもった仲間が大勢いたのが励みになったと。
高校時代のときもリーダーだった。マンガ劇画同好会も創設した。
一番頑張ったのはクラブの本郷文化祭の同人集の作成(漫画集)。
自分の武器を早く見つけよう。自分はやはり「下町」だ。
千住にあった「お化け煙突」のように代々語り継がれるもの、
また魅力的なものを何度も繰り返しみれる、まるで落語のように描き続けたいと。
先生は隠れて少女マンガを描いていたのを照れていた。

一方、原先生(11期生)は、中学二年のとき勉強が嫌いになり、仕方なく本郷に入ったとのこと。
高校のときには、秋本さんはすでに「こち亀」で有名。先生の事務所に何度も行った。
頭よかったら本郷に来なかったし、もしそうなら、北斗やケンシロウはなかったかもと。(笑)
高校当時から、キャラクターが好きで、ブルースリーと松田優作がケンシロウの基になっている。
とにかくリアリティーを気にしている。生きた人間の魂を描くこと。絵空ごとがきらいだからだ。
人の心に響くものを描きたいと。
ところで原先生、後輩のEXAILEのATUSHIのような硬派的出で立ちだった。
少し取っつき難そうだけど、若い人のことを相当気にかけてるようだった。所員は30人いると。

もう、デザイン科は無いけれど、秋本さんが高校時代に創設した今なお続く、マンガ劇画部の現役が20名位後ろで起立して聴いていたね。

今回のデザイン科展での驚きは、マンガ劇画の世界だけでなく、ホンダデザインやトミータカラデザイン、広告デザイン、建築、特殊メイク、クラフト、アダルトもあり、色々方々のデザイン分野で活躍してることだ。半端じゃないね。本郷の門の入口の垂れ幕「祝卒業 社会のリーダーたれ!!」にもあるようにデザイン界のリーダーになってるね。

若い人向けのメッセージは、
秋本先生:好きなことみつけなさいとは言わなくなった。これは成功したひとの言うこと。自分ではみえないものやいやなもの、欠点とおもえても、他人は利点にみえてるものにヒントがある。こち亀の「下町」もそうだった。

原先生:人はみな一緒ではなく、自分のいいとこみつけよう。ひとつだけでよい。そこに力いれなさい。頑張っていれば大丈夫。
(最後に「漫画界で日本を助けたい。」は力強かった。)


冒頭、松平理事長が挨拶、今回の企画「デザイン科卒業生再登校」は価値ある催しと、絶賛していたのが印象的でした。

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